碓田紗由里の健康コラム

産後に痩せる人と痩せない人の違い 産後ダイエットで陥りがちな罠

碓田 紗由里 2022年4月12日

「1人目の時は何もしなくて痩せた」「授乳してれば勝手に痩せる」と聞いて食欲のおもむくまま食べていたら、産後、半年(~数年)経ったのに痩せない!!その後、いろいろなダイエットを試しましたが効果がありません!!

そんな「産後太り」に悩む方も多いですよね。『産後骨盤リセットダイエット』の著者碓田紗由里が、産後ダイエットについてご紹介します。

骨盤とダイエットの関係は別記事で紹介していますので、今回は栄養の観点からご紹介します。併せていただくとより効果的にダイエットのお役立てるかと思います。

産後ダイエットで陥りがちな罠 カロリー制限

産後の悩みでこられる方のほぼほぼ全員が体形の戻りを気にされます。

だから骨盤ケアに来られるわけで、骨盤が本来の状態に戻ることは体形戻しには欠かせません。ただし、余計についてしまったお肉や脂肪は食事面から改善する必要があります。

それは皆さん分かっているようなのですが、そのダイエットのやり方がめちゃくちゃなんです。

一番やりがちなのはカロリー制限によるダイエット。他にもオートファジー、ケトジェニック・・・そのやり方は体質に合っている方には確かにいいやり方なのですが、妊娠出産で栄養をごっそり取られている母体には向かないことが多いです。

仮に1人目にカロリー制限で痩せたとしても、確実に代謝は落ちて、リバウンドや2人目以降痩せにくくなります。

産後ダイエットで意識してもらいたいのは、カロリー制限でなく、まずは失った栄養素を取り戻し、体力をつけることです!

体にエネルギーがあるからこそ、その先にダイエットがあるわけです。体力なくしてダイエットは成功しません。

中には、むりな食事制限をして、痩せたというよりやつれているという方も多くて・・・、

このままいくと体形うんぬん以前の問題!!これはなんとかしなくては!!と危機感を感じています。

まずはタンパク質を摂ろう

産後はそもそも筋力が落ちています。衰えた筋力を取り戻すのも産後ダイエットのポイントです。筋肉はタンパク質からできています。いくらトレーニングを頑張っても材料がなければ、筋肉をつくるどころかただただ痛めつけるだけになります。

もし、エクササイズを行って、何日も筋肉痛が続く場合はタンパク質が足りてない可能性があります。

厚生省からは、妊娠していなくても1日50g、授乳中の方は+20gを推奨しています。目安は1食辺り手のひら一枚分の肉や魚を摂るよう心がけましょう。

なるべくいろいろな種類のタンパク質を摂るといいです。

大豆もいいですし、鶏肉や豚肉、魚はサバやイワシなどの青魚がおすすめです。

あまり肉や魚が食べられないという方は、脂の少ないミンチ肉や白身魚から始めるといいと思います。朝は食欲が出ないという方は、プロテインに置き換えるのもいいと思いますよ。

脂質もお忘れなく

脂質と言うと、「ダイエットの敵じゃないの!?」と思われがちですが、そんなことはありません。脂質はとても大切です。

産後の乱れたホルモンバランス、自律神経を整えるのにも脂質は欠かせません。

いわゆる脂肪になるのは、摂り過ぎた糖質です。甘いもの、パン、パスタ、白米などです。

特に母乳を作るために脂質が多く取られるので、脂質不足なると肌が乾燥したり、抜け毛がひどくなったり、慢性の肩こり、睡眠の問題などが起こりやすくなります。

ただし、脂の質には少々こだわった方がいいです。

スーパーの揚げ物やマーガリンなどいわゆるトランス脂肪酸は避けた方が無難です。

サバやイワシなどの青魚、蒸したお肉や野菜にエゴマオイルや亜麻仁油をかけて食べるのがお勧めです。

我が家は、オリーブオイル、エゴマ油、ココナッツオイル、ごま油、バターを料理に合わせて変えるようにしています。

肝臓が産後ダイエットを助ける

あとは野菜もしっかりと!!

産後はエストロゲンという女性ホルモンがまだまだ多くでているため、腰回りのお肉が落ちにくいということもあります。

過剰なエストロゲンを処理しているのは肝臓なので、肝臓機能を高めるのは産後ダイエットに大切な要素です。

肝臓を働かせるために、ブロッコリーやアスパラなどのアブラナ科の野菜がお勧めです。

今は一年中手に入りますが、これからの春の季節はフキノトウなどの山菜も肝臓の働きを助けます。より美味しい季節になりますのでぜひとも取り入れていただきたいです。

もちろん野菜もブロッコリーばかりでなく、いろいろバラエティ摂ってくださいね。

ダイエット中のおやつはNG?

やはりクッキーやケーキなど、砂糖がたっぷり入ったスイーツは食べない方がいいです。が、それだとストレス溜まってしまう!!という方もいますよね。

お勧めのおやつは、サツマイモやジャガイモにバターをつけて食べたり、野菜スティックをオリーブオイルにつけたりなどです。

が、「いやいや、甘いものが食べたいんだ!!」という方。

時々食べる程度にはいいと思います。

私はキャロブチップをお勧めしています。まるでチョコレートのような味ですが原材料が豆なので栄養価も豊富です。もちろん食べすぎにはご注意ください。

そもそも甘いものが欲しくなるのは体に必要な栄養素が足りないから。

足りない栄養素を糖質タンパク質・脂質などの栄養素がしっかり摂れるようになると、甘いものが欲しいという欲求も減ってきます。

まとめ

産後は、本当に多くの栄養を失っています。早く痩せたいという気持ちは、私も女性として分かります。

ですが、まずは体力を取り戻す!!これを意識してください。

体力なくしてダイエットは成功しません。

産後ダイエットは半年を目標にといろいろなところで言われていますね。私も、最初の目標を半年と伝えていましたが、これはあくまで一つの目標にすぎません。

「半年」という言葉が一人歩きをして、半年過ぎたからと落ち込んでいる方や焦って怪しいサプリメントに頼ったり、無理なカロリー制限をする方が本当に多いことに危機感を感じています。

そんなこともあり、目標半年と言うのは止めることにしました。

産後は、どんなに体がボロボロでも母乳は出ますし、子育て中は本当にエネルギーを多く使うので無理に痩せる必要はありません。いくら痩せても、元気がなく、いつもイライラしているなんて嫌ですよね。

まずは、産後の衰えた体力をつける!!これにつきます。

体重を落とすのは1年後、母乳が終わった後からでも遅くありません。焦らずしっかり自分の食習慣を見直せば、健康的にダイエットを成功させることができます。

あまりに多くの方が間違ったダイエット法をやっているので、

産後でいらした方には、内臓反射点を確認したり、いろいろお聞きして、栄養状態も確認させていただくようにしています。

ママたちが健康で素晴らしい毎日を過ごせるよう応援しています!!

産後や働く女性の無料ライン相談受付中。碓田紗由里がお答えします。