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9月のお知らせ

2023年9月8日

【9月のお知らせ】
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せぼね通信 2023年9月号

夜中に目が覚めてしまう~睡眠問題改善法~

夜何度も目が覚める、なかなか寝付けない、寝ても疲れが取れない・・・といったお悩みはよく聞きます。

【なぜ眠れないのか?物音で目が覚めてしまうのか?】

一言で言うと神経が敏感になっている状態です。神経が敏感になっているというのはどういう事でしょう?

私たちの体の中では、普段からごく弱い電気が流れていることが知られています。この電気は体の代謝や神経細胞での伝達といった働きをもち、とても大切な電気です。

※身体にはごく弱い電気が流れている

神経細胞はもともと電気を帯びています。常に神経には電気からだスとマイナスがバランスをとって存在しているのです。神経が敏感になっているということは、この神経のマイナスとプラスのバランスが悪くなっているということです。

例えば、物音で目が覚めてしまうという方はどうなっているかを説明します。
しっかりと安眠できる状態の時は、神経が休んでいる状態(※膜電位 -70㎷)くらいまで下がっています。(静止膜電位と言います)この時は少々の物音があっても目が覚めてしまうボーダーラインまで到達しないので、目は覚めません
※膜電位:神経細胞の内側と外側の電位(エネルギー)の差

ところが、物音ですぐ目が覚めてしまう人というのは、この静止膜電位が下がり切ることができず、(マイナスが足りない状態)すぐに目が覚めるラインを越えてしまいます。同じ物音でも敏感に反応してしまうのです。

神経が敏感な方というのは、睡眠の問題以外にも、閉所恐怖症だったり、なんとなく不安感が強かったり、後ろからポンポンッと肩を叩かれると過剰にビックリしたりする傾向がありますが、これらの反応も神経が敏感になっているからです。

 

【改善方法】
静止膜電位を下げることで、リラックスするための副交感神経を働かすことができるようになります。
例えば、

・カリウム、マグネシウムをしっかり摂る
里芋などのイモ類。切り干し大根、海藻などをしっかり摂りましょう
・深呼吸をする
・大声で歌う
・うがいをする
・左の耳の耳珠(じじゅ)を刺激する
・踏み台昇降のような少し心臓がバクバクするような運動を3分程度する
・カイロプラクティックで自律神経を整える

といった方法があります。夏、暑さで眠れなかった、秋バテを起こしている気がするという方は特に神経が敏感になっていると思いますので、試してみてください。他にも意外と見落としがちですが寝る前はスマホを見ないということも大切です。しっかり寝て、この秋を健康にお過ごしくださいませ。

【碓田紗由里より】

睡眠のお悩みは本当によく聞きます。カイロプラクティックの施術では、睡眠の悩みを抱えている人は、首の問題を抱えていることが多いです。首の調整をして首の動きがよくなると「その日の夜はよく眠れた」という声を聞くことも多いです。首の調整をすると、ダイレクトに迷走神経(副交感神経)に刺激を送ることができるので、寝やすくなるというわけです。

1回2回の調整で睡眠の問題が解決すればいいのですが、中には施術だけではなかなか解決しないこともあります。その場合は、その方がなぜ眠れないのか探っていく必要があります。

血糖値に問題があるのか?ストレスホルモンが出過ぎているのか?なぜ出過ぎているのか?メラトニンを作れる栄養素はあるのか?一日のリズムは?更年期なのか?など本当に様々です。

更年期になって眠れなくなり睡眠薬を飲んでいるという声も聞きます。これは本当に大きな問題だと感じています。更年期の睡眠問題もとても多く、更年期だから仕方ないと諦めている方も多いのですが、実は更年期の症状を軽くすることは十分に可能です。この件に関してはリクエストがありましたので、zoomセミナーでお伝えすることにしました。

 

ご興味ある方は、9月21日zoomセミナー「女性の健康~更年期を健康に乗り切る~」

詳細はこちらをご覧ください。

 

 

虎ノ門カイロ物語69 「姿勢と健康」の講師への道のり

 

◆前号までのあらすじ

1997年10月米国アイオワ州にあるパーマーカイロプラクティック大学入学。3年4か月の全行程のうち、いよいよ残すところ1年となった頃、インドのミッショントリップ(カイロの普及旅行)に参加した。

 

10日間のミッショントリップにおいて、前半の4日間で一人でも多くのインドの方にカイロプラクティックを受けてもらうという最大の目標は達成できた。参加した学生の中には僕のように腹痛と闘っている者もいたが、何とか乗り切り、後半はインドの北方まで観光がメインとなった。

このバスの移動中に大事件が起きた。僕らの乗ったバスは結構なスピードで目的地に向かっていた。

僕も車の中でウトウトしていたのだが、「ガシャン」という爆音で目が覚めた。

跳び起きてバスの運転席を見ると、フロントグラスが粉々に砕け散って、バスの外が騒然としていた。僕は座席にじっと座っていたが、状況を確かめに行った同級生が「オーマイガ、オーマイガ、オーマイガ(Oh My God)」と壊れた機械のように連呼していた。その彼の表情から、とんでもない交通事故になっていることが伝わってきた。

隣の隣に座っていた女の子が、前の座席に前歯をぶつけて歯ぐきから出血している。時間が経つにつれ、バスの周りは大騒ぎになっていった。  次号に続く(碓田拓磨)