碓田紗由里の健康コラム

花粉症断つべき食べ物 花粉症対策2024年最新版①

碓田 紗由里 2024年4月2日

「体質は変えられる!」が私の経験論です。

花粉症に毎年辛い思いをしているという方に、ぜひ実践していただきたいのが、

「小麦、乳製品、砂糖」を断つ!

今回はこの中の「小麦」との関係について紹介します。

実は花粉そのものではなく、小麦に含まれるグルテンに反応して花粉症がひどくなったというケースも耳にします。

グルテンとは?

グルテンとは、小麦に多く含まれるタンパク質で、小麦アレルギーを持つ人の大半は、このグルテンにアレルギー反応を起こしています。最近はグルテンフリーの食材もスーパーで見かけるようになりましたね。

「でも、私はアレルギー検査で小麦は問題なかったから関係ないよね」という人でも、グルテンを含む食べ物を除去することで改善される症状がいろいろあります。

よくある小麦アレルギーの症状としては、肌の発疹、吐き気や腹痛、下痢やガスなどの消化器の問題、鼻づまり、物忘れがひどいなど、様々です。当院の栄養指導で、20年悩まされ続けた背中のニキビが、小麦を控えたら改善した例があります。

花粉症で問題なのは、グルテンが自分の腸壁を傷つけてしまい、腸がボロボロになってしまうことです。

小麦で腸内環境が悪くなる?

グルテンはもともと人間にとって消化することが困難なタンパク質です。そのため水に長時間さらしたり、発芽させたり、発酵させたりして、消化しやすい形にしてから食べられてきました。

ところが現在主流の品種改良された小麦は、収穫率が非常に高いのですが、もともと栽培されてきた他の自然な品種に比べてグルテンを多く含むため、消化の臓器に大変負担をかけることになりました。

腸内の状態がいい時は、花粉症の原因となるヒスタミンの分解や免疫細胞のバランスがいいので花粉症は出にくいのですが、

品種改良によりさらに消化がしにくい上、小麦の発酵の短縮化や加工法によって、消化のお膳立てが不十分なパンや麺を食べるようになり、さらに消化器官に負担をかけることになってしまったのです。

その結果、私達の腸内環境は悪化し、アレルギー体質や花粉症の問題を生み出すことへと繋がってしまったというわけです。

毎日パンを食べていという方は、週に1回だけに減らしてみてください。体調の変化を感じるのではないかと思います。

今では小麦アレルギーという診断の有無に関係なく、健康のために小麦製品を意識して控える人がどんどん増えています。

花粉に悩まされることなく、素晴らしい春を迎えるためにもぜひ実践してみてください。

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