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2026年9月せぼね通信『四十肩・五十肩は年齢のせい?実は予防できる肩の痛み』

2026年8月26日

「最近、なんとなく肩が動かしにくい」
「服を着るとき、腕を上げにくくなった」
「後ろに手を回すと痛い」

そんな小さな違和感、ありませんか?

「年齢のせいかな」とそのままにしてしまいがちですが、本格的な四十肩・五十肩になると、回復まで半年〜1年ほどかかることもあります。

だからこそ、「あれ?おかしいな」と感じたときの早めのケアが大切です。

【四十肩・五十肩って何?】

四十肩・五十肩は、一般的に「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩の関節やその周囲の組織に炎症が起こり、腕を上げたり後ろに回したりする動作が痛くなります。

では、なぜ40〜50代に多いのでしょうか?

原因① 女性ホルモンの変化

女性は40〜50代になると更年期を迎え、エストロゲンが大きく変動しながら減少していきます。

エストロゲンは骨だけでなく、筋肉や腱、関節などの健康にも関わっています。イメージとしては、体の組織の「潤い」や「しなやかさ」を保つサポート役。その減少によって、肩まわりの組織も硬くなったり、炎症を起こしたりしやすくなると考えられています。

男性にも性ホルモンの変化はありますが、女性
の閉経ほど急激ではなく、一般的にはゆっくりと進んでいきます。

【閉経後のホルモンを支える「副腎」】

閉経すると卵巣から作られる女性ホルモン(エストロゲン)は大きく減ります。でも、女性ホルモンがまったくなくなるわけではありません。

閉経後は、副腎などで作られるホルモンを材料にして、脂肪組織などで少量のエストロゲンが作られます。

そのため更年期以降は、肩だけでなく、十分な睡眠や栄養・ストレスをためないことなど、体全体を整えておくことも大切です。

原因② 猫背・巻き肩

もう一つ見逃せないのが姿勢です。

試しに姿勢を良くして腕を上げ、次に背中を丸めて同じように腕を上げてみてください。

猫背の方が、腕が上げにくくありませんか?

猫背や巻き肩が続くと肩甲骨の動きが悪くなり、その状態で腕を動かすことで肩関節への負担が大きくなります。

【「あれ?」と思ったら早めのケアを】

「最近、肩が上がりにくい」
「いつもと動きが違う」
「少し引っかかる感じがする」

そんな「あれ?」の段階がケアのタイミングです。

本格的な四十肩・五十肩になると、回復まで半年〜1年ほどかかることもあります。

年齢のせいと諦めず、肩に違和感を感じたら早めにご相談ください。

つらい四十肩・五十肩になる前に、動ける肩を守っていきましょう。

【碓田紗由里より】

私もそろそろ更年期が気になるお年頃。

毎月の生理は「面倒だなぁ」と思うこともありますが(笑)、今回改めてエストロゲンについて考えると、体の潤いを保ったり、骨を守ったり、心血管の健康にも関わったりと、女性の体を長い間支えてくれている大切なホルモンなんですよね。

そう考えると、「生理もできるだけ長くあった方がいいのかも」なんて、最近は思ったりします。

とはいえ、年齢とともに体が変わっていくのは自然なこと。今までと同じように無理がきかなくなることもあるかもしれません。

自分の小さな変化にも気付けるようにしながら、上手に付き合っていきたいですね。

これから迎える更年期。肩も体も元気に過ごせるように、私自身も睡眠や栄養、姿勢を大切にしていきたいと思います。

姿勢と健康クイズ
「だから姿勢は大事だった!!」

猫背の姿勢だと、なぜ本番(試験・プレゼンなど)で頭が真っ白になりやすいのでしょうか?
当てはまらないものを一つ選んでください。
①脳に届く血流や酸素が減りやすくなる
②脳が「守り(防御)モード」に入りやすくなる
③記憶を司る部分が物理的に圧迫される

「練習ではできるのに、本番になると頭が真っ白になる」――これ、性格や“あがり症”のせいだと思っていませんか?実は、ここにも姿勢が深く関わっています。

サンフランシスコ州立大学の研究で、125人の学生に暗算問題を解いてもらう実験が行われました。半分は背すじを伸ばして、半分は猫背の姿勢で計算します。

結果、猫背の人たちは「問題が難しく感じた」と答え、その難易度の評価は、伸ばした組よりもはっきり高くなりました。特に「本番に弱い」「緊張しやすい」と自覚している人ほど、その差は大きく出たのです。

研究者は、猫背=守りの姿勢。脳が「今は危険・防御の時だ」と判断し、思考を“閉じこもらせる”のではないかとコメントしています。

つまり、本番に弱いのは“心”だけの問題ではなく、“姿勢”の問題でもあったのです。これは緊張を伴う様々な場面で当てはまります。

◆今月の10秒実践◆

【本番の直前に、肩を開いて背すじを伸ばす】
脳に「今は戦える状態だ」と教えてあげましょう。
答え:③
(脳が圧迫されるわけではありません。原因は血流低下と“守りモード”です)