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2026年5月せぼね通信『その落ち込み、本当に“心の問題”ですか?』

2026年5月1日

「なんとなくやる気が出ない」
「朝起きるのがつらい」
「理由はないけど気分が落ちる」
こうした状態が続くと、
「もしかしてうつかも…」と不安になる方も多いと思います。

4月は、良くも悪くもストレスの多い時期。
もちろん、心の問題として向き合うことも大切です。
ただ一方で、見逃されやすいのが
“体の状態”による影響です。

■ カギになるのは「セロトニン」

気分の安定に関わるホルモンとしてよく知られているのが「セロトニン」です。
実はこのセロトニン、睡眠に関わる「メラトニン」の材料にもなっています。

セロトニンが不足すると、気分だけでなく“睡眠”にも影響が出やすくなります。

■ 不調はつながっています

・眠りが浅い
・朝スッキリしない
・やる気が出ない
・気分が落ちやすい

これらは別々の問題ではなく、セロトニンの不足をきっかけに一つの流れで起きている可能性があります。

 

■ セロトニンは「材料」がないと作れません

セロトニンは体の中で作られますが、そのためには材料が必要です。

主に関わるのがこちら👇
・たんぱく質
・ビタミンB群(特にB3、6、9、12)
・鉄・マグネシウム
これらが不足すると、
セロトニンは十分に作られません。

 

■ 食事が乱れると、どうなるか

セロトニンが減る
→ 睡眠の質が下がる
→ 疲れが抜けない
→ 気分も落ちやすくなる
このように、体と心の両方に影響が出やすくなります。

さらに、甘いものやパン・コーヒーだけの食事などで、血糖値が乱れる状態が続くと、セロトニンの材料であるトリプトファンもうまく働きにくくなります。つまり、食事の内容だけでなく「食べ方」もとても大切です。

 

■ 実は「首」も関係しています

もう一つ見逃せないのが、首の状態です。

環境の変化によるストレスや、スマホ・パソコンの姿勢の影響で首まわりは無意識に緊張しやすくなります。その結果、自律神経のバランスが崩れ、
リラックスしづらい状態に。
睡眠や気分にも影響が出やすくなります。

■ 5月のワンアクション

全部を変えるのはなかなか難しいので、まずは一つだけ。

「朝ごはんを抜かないこと」

ただし、パンとコーヒーだけだと血糖値が乱れやすくなります。できれば、卵・魚・お肉など、たんぱく質を多めにとるよう意識してみてください。
それだけでもセロトニンを作りやすくなります。

■ 最後に

気分が落ちると、「心の問題」と考えてしまいがちです。でも実は、体の状態が影響していることも多いものです。無理に気持ちを上げようとする前に、まずは体の土台から整えること。
それが、回復の近道になることもあります。

文:碓田紗由里

 

【あとがき】

最近あらためて思ったことがあります。
体調とメンタルってやっぱりつながっているなと。

例えば、風邪をひいている時。
普段ならなんとも思わない一言でも、なぜかカチンときたり、気持ちが落ちたりすることありませんか?

これって「心の問題」というより、単純に体の余裕がない状態なんだと思います。

私自身、普段から意識していることがあります。
怒りっぽくなったり、マイナスに考えがちな時は、
「今、体調がいまいちなのかも」
と一度立ち止まって考えるようにしています。
そう思うだけで、冷静になれることが多いです。

特に生理前は、同じような状態になりやすいので、「先月の生活習慣ってどうだったかな?」と、体調のバロメーターとしてみるようにしています。

もちろん、すべてが体だけの問題ではありませんが、
ちょっとしんどいなと感じた時は、少し体の状態にも目を向けてみる。
それだけでも気持ちが楽になることがあります。

無理に頑張るよりも、まずは整えること、休むこと。

そんな時間も大切にしていきたいですね。

 

姿勢と健康クイズ
「だから姿勢は大事だった!!」

1日中ネコゼ姿勢をリセットしないのは、
1日中●●しないのと同じである。
●●に当てはまるものを一つ選んでください。
① 歯磨き
② 運動
③ 爪切り

私たちの生活は、実は「下を向く動作」に囲まれています。
例えば、デスクワーク、家事、スマホ。

私たちは、1日のうちで「猫背になる動作」を避けて通れないのです。これは、食事を避けて通れないのと、まったく同じ構造です。

たとえアイスクリームやチョコレートを食べても、歯磨きとフロスでリセットしておけば虫歯を防げますよね。

姿勢もまったく同じ仕組みです。
1日に何度も猫背になっても、その都度こまめにリセットしていれば、肩こりや腰痛にはなりにくいのです。

「猫背の時間をゼロにしよう」ではなく、
「猫背の時間を、必ずリセットしよう」。

これが、現代人にとって現実的で、ずっと続けられる答えです。

答え:①歯磨き

◆今月の10秒実践◆
【1時間に1回、キャットレッチ】
食後の歯磨きと同じ感覚で、習慣にしてみてください。
碓田拓磨