お知らせ

2026年3月せぼね通信【花粉症は「体の中の小さな火事」です】

2026年3月2日

【迷走神経という“消防隊”の話】

春になるとつらくなる花粉症。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみ…。
実はこれらは体の中で起きている“炎症”のサインです。

 

【炎症とは?】

炎症とは、体を守るための防御反応。
わかりやすく言うと、体の中の小さな火事です。
花粉という異物が入ると、「異常発生!」と体が反応し、火を起こして外に出そうとします。
鼻水やくしゃみは、火事を消そうとしている動きなのです。
本来は大切な働きです。

【なぜ春は火事が起きやすい?】

春は、体にとって実はストレスの多い季節です。

・寒暖差が大きい
・環境の変化(異動・進学・生活リズムの変化)
・日照時間の変化
・花粉の飛散

これらが重なると、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、火を消す力(炎症を抑える力)が弱まりやすいのです。
つまり、「火がつきやすい」だけでなく、「火が消えにくい」、春は、火事が長引きやすい季節なのです。

 

【迷走神経は“消防隊”】

炎症を鎮める役割を担っているのが自律神経の一種、迷走神経(めいそうしんけい)です。
迷走神経は首を通り、心臓や肺など内臓へとつながっています。

 

いわば、体の中の消防隊です。消防隊がすぐ出動できれば、火は大きくなりません。

 

【コルチゾールは“消火剤”】

さらに体には、コルチゾールというホルモンがあります。これは副腎から分泌され、

 

炎症を鎮める
免疫の暴走を抑える

働きをしています。
いわば、体の中の消火剤

しかし、ストレスや睡眠不足が続くと、
この消火剤が十分に働きにくくなります。
すると、小さな火がなかなか消えず、症状が強く出やすくなります。

 

【首が硬いと消防隊が動きにくい】

迷走神経は首を通っています
首が緊張すると、消防隊が出動しにくくなる

その結果、火(炎症)が長引き、
鼻づまりやくしゃみが強くなります。

の調整で鼻が通るのは、
消防隊が動きやすくなるからです

🌱自分でできる“消防隊サポート” 🌱

今日からできることもあります。

✔ ゆっくり長く息を吐く(迷走神経を刺激)
✔ 朝日を浴びる(自律神経を整える)
✔ しっかり眠る(消火剤を整える)
✔ 首・肩を温める(消防隊が通りやすくする)

完璧でなくて大丈夫です。火をゼロにするのではなく、すぐ消せる体に整えること。

それが花粉症対策の本質です。

 

【花粉は悪者ではありません】

花粉は“引き金”。
大切なのは、火をコントロールできる体かどうか。この春も、首から整えていきましょう。

 

【碓田紗由里より】

実は私自身、以前はひどい花粉症でした。

毎年この季節が憂うつで、薬が手放せない状態でした。

「これは体質だから仕方ない」
「我が家は鼻が弱い家系だから」
そう思っていました。

今でも体調が崩れているときに、多少くしゃみが出ることはあります。

でも以前のように、薬に頼ることはなくなりました。

食事を整え、
姿勢を意識し、
体の声に耳を傾けるようになってから、
少しずつ体は変わっていきました。

体質は、変えられます。

花粉をゼロにすることはできませんが、反応の仕方は変えられます。

この春も、一緒に“火をすぐ消せる体”を育てていきましょう。

姿勢と健康クイズ
「だから姿勢は大事だった!!」

猫背が続くと、なぜ胃の不調が起きやすくなるのでしょうか?
当てはまらないものを一つ選んでください。

① 交感神経が働きにくくなる
② 副交感神経が働きにくくなる
③ 胃が物理的に圧迫されやすくなる

私たちの胃は、神経の働きによって、「胃酸を出す」「動かす」「消化する」という精密な調整が行われています。
実はそのカギを握っているのが、自律神経の一つ副交感神経です(もう一つは交感神経)。

副交感神経は、「食べる・消化する・回復する」ための神経。ところが猫背姿勢が続くと、胸やお腹が圧迫され、呼吸が浅くなり、この副交感神経の働きが低下します。

まず、胃の動き(蠕動:ぜんどう)が弱くなります。次に食べ物が胃の中に長く停滞します。
この停滞が刺激となり、今度は胃酸分泌の調節が乱れやすくなるり、逆流性食道炎や胃のムカムカなどの不快症状が起きやすくなるのです。

つまり、胃の不調は「胃だけの問題」ではなく、
姿勢と神経の問題でもあるのです。

◆今月の10秒実践◆
【食事の前にキャットレッチ】

副交感神経を“消化モード”に切り替えてから食べましょう。

答え:①
(猫背で低下