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2025年11月 せぼね通信【体内時計を整えて、ぐっすり眠れる体へ】

2025年10月31日

体内時計を整えて、ぐっすり眠れる体へ

最近、こんなことありませんか?

「夜なかなか寝つけない」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝は頭がボーッとして、食欲もない」

そんな状態でも、コーヒーでなんとか目を覚まし、昼になってようやくエンジンがかかる。そして夜になると調子が出てきて、気づけばスマホやパソコンを触りながら深夜に・・・。「そろそろ寝なきゃ」と布団に入っても、目がさえて眠れない。

このような“夜型リズム”の生活が続いている方は、実は体内時計が狂っている可能性があります。

人間の体は本来、「朝にスイッチが入り、夜にオフになる」ように設計されています。
このリズムが崩れると、睡眠の質が下がるだけでなく、日中の集中力や代謝、ホルモンバランスにも影響します。

夜にしっかり眠れないと、体の修復がうまくいかず、少しずつ疲労が蓄積していきます。若いうちは何とか持ちこたえられても、続けているうちに
「急に老けた」「太りやすくなった」「風邪をひきやすくなった」
といった不調が現れてしまいます。

では、こういった方がまず何から改善すべきかについてご紹介します。

【体内時計を動かすホルモンとは?】

私たちの体内時計は、主に 「コルチゾール」 と 「メラトニン」 という2つのホルモンで調整されています。

朝:起床後20〜30分で「コルチゾール」がピークになります。これは体を“活動モード”に切り替えるスイッチのようなホルモンです。

夜:日が沈むと「メラトニン」が増え、体を“お休みモード”に導いてくれます。

ところが、お昼以降にコーヒーを飲む、夜遅くまでパソコンやスマホを使う、寝る前に甘いものを食べるなど

こうした習慣が続くと、夜になってもコルチゾールが下がらず、体がリラックスできません。
結果、朝になってもコルチゾールがうまく上がらず、スッキリ目覚められなくなるのです。

 

【朝に整える4つの習慣】

乱れた体内時計をリセットするには、「朝のスタート」がカギです。

次の4つを意識してみましょう。

①起きたらすぐ日光を浴びる
(天気が悪い日は目覚ましライトでもOK)

②コップ一杯の塩水(小さじ1/2程度)
や具だくさんの味噌汁を飲む

③タンパク質と脂質を含む朝食をとる
(卵・魚・MCTオイルなど)

④2〜3分だけ軽く運動する
(踏み台昇降やスクワットでOK)

この4つを朝に行うだけで、コルチゾールが自然にピークを迎え、体が「昼のリズム」に戻りやすくなります。

朝スッキリ起きられない、夜眠れないという方は、まずこの「朝の4ステップ」から始めてみてください。
眠りのリズムが整えば、心も体もぐんと軽くなりますよ。

ちなみに、コルチゾールを安定させるうえで 「血糖値の乱れ」 も大きく関係しています。
このあたりは、別の号で詳しくお伝えしますね。

 

【碓田紗由里より】

寝つけない夜が続くと、「体質なのかな」とか「ひょっとして何かの病気かな」と感じてしまう方がいるかもしれません。
でも、そうではありません。
実はそれ、体がまだ頑張ろうとしているサインです。

眠れないのは、体が「もう少し活動しなきゃ」と勘違いしているだけ。
朝に光を浴びて体を起こし、温かいみそ汁で塩分を補い、軽く体を動かす。
そんな小さな積み重ねが、体に「もう休んでいいよ」と伝える合図の第一歩になります。

現代人は、情報やストレスにさらされ続け、体のスイッチを“オン”にしっぱなし。
でも、リズムを整えていけば、体は必ず“眠れる体”を思い出してくれます。

今夜は、少し早めにスマホを置いて、カモミールティーでも飲みながら深呼吸してみてください。
首や背中の緊張をやわらげるのも睡眠にいいです。軽いストレッチや肩まわしもおすすめです。
お持ちの方は、マッサージガンや低周波を背中に当てるものありです。
そして、専門的にはカイロプラクティックの首の調整が、迷走神経を整え、深い眠りを導くサポートになります。

眠れる体は、“整う体”の第一歩です。

 

虎ノ門カイロ物語94
「姿勢と健康」の講師への道のり

◆前号までのあらすじ
2002年4月甲木(かつき)先生から「姿勢と健康」の授業を引き継ぎ、とうとう夢だった教壇に立つことになった。そのあふれる思いを語り、実際に姿勢の違いで呼吸の深さが変わる事を実感し、学生たちは真剣に僕の言葉に耳を傾けてくれた。

初めての授業を終えたあと、「教えることの喜び」と「人に伝えることの難しさ」を同時に感じた。

学生たちは真剣に耳を傾けてくれたが、「どうしたらもっと伝わるだろう?」という新たな課題も見えた。その課題は、講師として24年目を迎えた今でも、変わらぬ課題である。

以後、様々な試行錯誤を繰り返してきたが、今も頭に置いて授業をしているのが以下の点だ。
・「なるほど!」と思わせる
・どうしたら「我が事」と思ってもらえるか
・考えながら受けてもらう
・例え話や実例を使う

そんなこんなで、最初の授業から今に至るまで、ずっと毎週の授業が楽しみで仕方がない。

当初、授業の準備は大変だったが、学生の反応が良くも悪くも返ってくるので、僕自身も学ばせてもらった。
その結果、授業の内容は年を追うごとに充実していった。今の僕の授業が過去を通して一番面白いと確信している。

次号、【「姿勢と健康」講師への道のり】最終回では「姿勢と健康」講師として歩んだ20年の集大成をお伝えします。

次号に続く 碓田拓磨