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2025年7月 せぼね通信『夏バテ予防には「ミネラル」がカギ!』

2025年7月7日

夏バテ予防には「ミネラル」がカギ!
その疲れ、実はミネラル不足かも

体がだるい/食欲がない/熱っぽい/頭痛/めまい/立ちくらみ/やる気が出ない/疲れが取れない…
それは「夏バテ」のサインかもしれません。
でもご安心を。夏バテは、ちょっとした心がけで防ぐことができます。

 

【夏バテの原因は“ミネラル不足”?】

夏はたくさん汗をかき、水分補給も増えます。すると、体内のミネラルも一緒に失われてしまいます。さらに、アルコールやカフェイン、アイスや甘いものの摂りすぎもミネラルを消耗させます。
≪ミネラルとは?≫
カリウム、マグネシウム、ナトリウムなど、五大栄養素のひとつ。細胞の働きや神経伝達、消化吸収、免疫機能などに欠かせない存在です。例えば、足がつりやすいというのもミネラル不足が原因です。

 

【夏バテの原因は“ミネラル不足”?】

夏はたくさん汗をかき、水分補給も増えます。すると、体内のミネラルも一緒に失われてしまいます。さらに、アルコールやカフェイン、アイスや甘いものの摂りすぎもミネラルを消耗させます。
≪ミネラルとは?≫
カリウム、マグネシウム、ナトリウムなど、五大栄養素のひとつ。細胞の働きや神経伝達、消化吸収、免疫機能などに欠かせない存在です。例えば、足がつりやすいというのもミネラル不足が原因です。

 

【ミネラルが不足すると…】

・ナトリウム不足 → 胃酸が減り、食欲が落ちる
・カリウム・マグネシウム不足 → 脚がつる、寝つけない
また、暑さは自律神経も乱します。
「暑い」→交感神経が優位→副交感神経が働かない→胃腸の働きが低下→食欲不振→糖質に偏る→血糖値が乱れる→ストレスが増える…という悪循環に陥ると、夏バテは
どんどん深刻に。

 

【見落としがちな「細胞内ミネラル不足」】

血液中のカリウムは保たれていても、細胞の中が不足している場合があります。

たとえば、水をがぶ飲みすると、血中のミネラル濃度が薄まり、体は細胞からミネラルを奪ってバランスを保とうとします。

その結果、細胞内が脱水状態=干しブドウ化。
エネルギーが作れない細胞では、消化吸収もうまくいかず、免疫力も低下。秋に風邪やアレルギーを引き起こしやすくなります。

 

【ミネラルをどう摂ればいい?】

おすすめはカリウムを意識した食事。カリウムを多く含む食材には、マグネシウムも含まれていることが多いからです。

・食材例:里芋、長芋、切り干し大根、海藻類
・摂取目安:1日3g(例:里芋約5個分)

ナトリウム(塩)は通常の食生活で不足することはあまりないので問題ありません。

あと大切なのは、ミネラルを失ってしまうようなことも避けたいです。ビールの美味しい季節ですが、アルコールはほどほどにしましょう。

 

 

【水分補給のコツ】

・水だけでなく、経口補水液(OS-1など)も有効
・梅干しや昆布など、塩分と一緒に摂るのも◎
※糖質の摂りすぎには注意を!・水だけでなく、経口補水液(OS-1など)も有効
・梅干しや昆布など、塩分と一緒に摂るのも◎
※糖質の摂りすぎには注意を!

 

【夏バテ予防の基本】

ミネラルだけでなく、以下も重要です。
・良質なたんぱく質(胃酸の材料になります)
・十分な睡眠
・軽い運動やストレッチ

夏の不調は、「食べられない→栄養不足→バテる→さらに食べられない…」というループが根本にあります。ミネラル補給と生活リズムの見直しで、元気に夏を乗り越えましょう!

 

【碓田紗由里より】

もう20年ほど前になりますが、当時の私は夏になると決まって体調を崩していました。特に休みの日に外出すると、すぐに頭が痛くなってしまい、気づけば夏の休日は家にこもってばかり。今思えば、完全に「隠れ熱中症」だったのだと思います。

当時は週6で冷房の効いたオフィスにこもりっきり。汗をかく機会もほとんどなく、体が暑さにまったく慣れていなかったのが原因でした。せっかくの20代の夏を、室内で過ごしてしまったのはちょっともったいなかったな…と、今でも少し悔やんでいます。

今は子どもと過ごす夏。外出しないわけにもいかず、炎天下のなか遊ぶこともしばしば。だからこそ、帽子をかぶる、水分をこまめにとる、日陰を意識するなど、できる対策はしっかりと。ミネラルも意識的に摂っています。今年も、無理せず楽しく、元気に夏を乗り切っていきたいと思います。スイカに塩をかけるというのもミネラル補給にはいいですね。

みなさまもせっかくの夏、健康に素晴らしい夏をお過ごしください。

 

虎ノ門カイロ物語90
「姿勢と健康」の講師への道のり

◆前号までのあらすじ
2001年3月、米国留学を終え、当時日本に100名程度だったドクター・オブ・カイロプラクティックを取得。帰国後、甲木(かつき)先生が大学で講師を務める「姿勢と健康」のアシスタントに。その年甲木先生の定年退職を受け、二代目講師のオファーを受けた。

保健体育科目「姿勢と健康」が誕生したいきさつは、甲木先生の仮説からであった。

カイロプラクティックを仕事にしていた甲木先生は、「どうして人の背骨が歪んでしまうのだろう?その原因は【姿勢】にあるのではないか」という仮説を立てた。
次に、「姿勢が整っている人は、背骨に歪みがないのではないか?」という第2の仮説を立てた。
そして第3の仮説に「剣道をやっている人は姿勢が整っているはずなので、背骨に歪みがないはず」と考えた。

これらの仮説を検証するために、甲木先生は母校の大学の【剣道部員】の背骨をチェックさせてもらうことになったのだ。

結論。七十数名の剣道部員のうち、背骨の歪みがなかった学生が3名しかいなかったのである。その理由が「剣道の練習中は姿勢が整っていても、練習が終わったとたん、ひどい姿勢になってしまう」ということだった。
その崩れきった姿勢を見た甲木先生が、剣道部員向けに姿勢の講義を行い、たまたまそれを聞いていた大学職員が「甲木先生、これは剣道部員だけの話ではありません。一般の学生にも是非教えてください」ということで創設されたのが「姿勢と健康」なのだ。
昭和55年(1980年)の事である。

次号に続く 碓田拓磨