2025年2月せぼね通信『花粉症対策①』
2025年2月4日
【花粉症を和らげる栄養学的アプローチ】
春になると多くの方が悩む花粉症。その症状の一因となる「ヒスタミン」に着目し、栄養学の観点から対策方法をご紹介します。日々の食事や生活習慣に取り入れるだけで症状の軽減が期待できますので、ぜひお試しください。
【ヒスタミンとは?花粉症との関係】
ヒスタミンは体内で自然に作られる物質で、免疫反応や炎症反応に関わる大切な役割を果たします。本来は、傷ついた部分を修復するための免疫細胞を呼び寄せる働きがあります。花粉症の場合、このヒスタミンが過剰に分泌されることで、目のかゆみや鼻水といった症状を引き起こしてしまいます。
【腸内環境を整えヒスタミン暴走を防ぐ】
ヒスタミンの過剰分泌を抑えるには、腸内環境を整えることがポイントです。
腸内の環境が悪くなると、免疫システムが過剰に反応し、ヒスタミンを大量に作り出してしまいます。
また、ヒスタミンを分解するDAO酵素(ダオこうそ)を作り出す腸や肝臓が弱っていると、ヒスタミンの処理が追い付かなくなり、花粉症の症状が悪化する可能性があります。
【ヒスタミンを含む食材に注意】
ヒスタミンの多い食材を控えることも重要です。例えば、花粉症の時期は以下の食材を避けることをお勧めします。
•赤身の魚(マグロやサバなど)
•醤油や味噌、チーズ、キムチなどの発酵食品
•燻製食品、加工肉
•アルコール、酢、チョコレート
また、残り物を何度も温め直すとヒスタミンが増えるので、作り置きはなるべく早めに食べるよう心がけましょう。
【花粉症対策に役立つ栄養素と食品】
ヒスタミンを分解するDAO酵素の働きを助けるために、以下の栄養素を意識して摂取するようにします。特に【亜鉛】と【ビタミンB】は不足しがちなので意識して摂取してください。
亜鉛には多くの働きがあり、免疫が働くためにも必要ですし、腸を整える働きもあります。
肌荒れに亜鉛クリームを処方されたという経験がある方もいると思います。
亜鉛は、肌をキレイに保つには欠かせない栄養素です。腸の壁も肌と同じで、亜鉛が足りなくなると腸壁(ちょうへき)が荒れてしまい、異物が腸壁を通り抜け体内に侵入し、その結果アレルギー症状がひどくなるということがあります。また、亜鉛自体が過剰な炎症を抑える働きがあります。亜鉛は、牡蠣や牛肉、卵、小魚などに多く含まれています。
ビタミンB群(特にビタミンB6)は、肝臓の働きに欠かせない存在で、ヒスタミンの分解に直接関係します。これもまた不足しやすい栄養素なのでしっかり摂りたいところです。
鶏肉、さつまいもなどです。
他にも、
1. 【ビタミンC】
抗酸化作用があり、免疫機能をサポートします。
•柑橘類、キウイフルーツ、パプリカ
2. 【マグネシウム】
体内のストレスを軽減し、免疫機能を調整します。•ナッツ類、ほうれん草、アボカド
3. 【銅】
DAO酵素の働きを活性化させます。
・レバー、カシューナッツ、ゴマ
【花粉症シーズンを快適に過ごすために】
花粉症対策は、薬だけに頼らず、日々の食事や栄養摂取を見直すことで大きく改善することが期待できます。特に腸内環境を整えることがポイントです。ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を積極的に摂り入れる。このちょっとした意識が、症状を和らげることに繋がりますのでぜひ実践してみてください。
【碓田紗由里より】
「体質は変えられる」が私の経験論です。
子供の頃から鼻が弱く、突然鼻血が出ることがよくありました。またひどい花粉症で、毎年春先は花粉症の薬が手放せませんでした。
遺伝で体質だから仕方ないと思い込んでいました。
ところが、この仕事に就いてから、3年ほど経った頃から気が付いたら花粉症が和らいでいました。もう20年近く花粉症に悩まされることはなくなりました。
以前は憂鬱な春でしたが、今は春に遠くから香ってくる花の香りや風の心地よさが気持ちよく楽しみな季節になりました。
とはいえ、体調が悪い時や生活が乱れた時、少々花粉症の症状が出ることがあります。特に冬は、クリスマスにお正月、我が家は子供の誕生日が集中していることもあり、体に悪いものを溜めがちな季節なので、2月に胃腸をリセットするよう心掛けています。
1か月間、腸を乱すようなものは避け、肝臓と腸が整うような食べ物を取り入れています。私の場合は、肌つやがよくなり、なかなか落ちにくい下っ腹と太ももがスッキリするおまけ付きですので、薄着に向かうこの時期がピッタリです。
もし、胃腸を整えたい方がいましたら、是非私か院長に声をおかけください。
虎ノ門カイロ物語86
「姿勢と健康」の講師への道のり
◆前号までのあらすじ
1996年10月~2001年3月に至る米国留学を終え、当時日本に100名程度しかいなかったドクター・オブ・カイロプラクティックの学位を取得。日本に帰国し、3月末から恩師である甲木昶(かつきひさし)先生の【渋谷カイロプラクティック院】で見習い生活がスタートしたのである。
渋谷カイロプラクティック院(以下渋谷カイロ)は甲木昶(かつきひさし)先生がNHKを脱サラし1970年(昭和45年)オープン。
甲木先生が元NHK職員ということもあり、NHKの向かいに建っていたビルに渋谷カイロはあった。
僕とカイロプラクティックの出会いは、大学時代に、甲木先生の授業「姿勢と健康」を受講したのがきっかけだ。
その後、僕が首を寝違えた時にみてもらったり、ヒザ痛を抱えていた父に紹介した。歩くのも大変だった父のヒザの痛みが、1か月後にはすっかり良くなったと喜んでくれた。
僕が大学卒業後、新卒で勤めた会社を辞めたのも、【カイロプラクティックを通して、人の健康のお役に立ちたい】という気持ちが抑えきれなくなったからである。
そのきっかけとなった先生のお陰で、米国でカイロプラクティックのドクターになり、「姿勢と健康」二代目講師の道が開けたのである。
次号に続く 碓田拓磨
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