【院長ブログ②】姿勢が原因の腰痛①
2025年2月25日
姿勢が原因の腰痛①
私たちの身体は本当によくできています。意味もなく痛みや不調が現れることはありません。痛みがある時には、必ずそこに原因があります。腰痛もその一つです。
厚生労働省が行った最新の調査によると、日本には約1274万人もの腰痛に悩む人がいると言われています。この膨大な人数からも、腰痛が国民的な健康課題であることがわかります。
腰痛の原因はさまざまですが、その中でも見落とされがちなのが 姿勢の影響 です。普段何気なくとっている姿勢が、実は腰に大きな負担をかけていることをご存じでしょうか?
本ブログでは、姿勢と腰痛の関係について、3回に分けて解説します。
いわゆる「いい姿勢」はなぜ続かないのか?
多くの方が「いい姿勢を保つことが大事」とは理解していても、それを長時間続けるのは難しいと感じているのではないでしょうか。
実は、「いい姿勢」 と言われる座り方は、意識しなければ保てない姿勢だからです。背筋をピンと伸ばし、肩を開き、頭を真っ直ぐに保つ。この姿勢は理想的ではありますが、無意識に続けるのは難しく、次第に疲れてしまいます。
脱力した姿勢はなぜ腰に悪いのか?
一方で、誰もがついやってしまうのが 「脱力した(リラックスした)姿勢」 です。ソファに深く腰掛けたり、椅子に座っている時に背中を丸めたりしていませんか?
この脱力した姿勢は、長時間続けると腰痛の原因になります。
「え?でもリラックスしているから、腰も楽なはずじゃないの?」と思われるかもしれません。実際、その瞬間は楽に感じることが多いでしょう。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
リラックスした姿勢では、背骨が正しいカーブを保てなくなり、腰椎(腰の骨)に過度な負担がかかるのです。また、骨盤が後ろに傾くことで、筋肉や靭帯が緊張状態になり、腰痛を引き起こしやすくなります。
皆さんも、今自分がどのような姿勢で座っているか、改めて確認してみてください。もし脱力した姿勢で座っているとしたら、それが腰痛の原因になっているかもしれません。
次回のブログでは、具体的に 「なぜ脱力した姿勢が腰痛を引き起こすのか」 について、詳しく解説していきます。
腰痛の予防・改善のためには、姿勢を意識的に整えることが大切です。それでは、次回をお楽しみに!
腰痛にお悩みの方、ぜひ一度専門的な姿勢のチェックを受けてみませんか?
虎ノ門カイロプラクティック院では、長年の実績を基に、根本からの改善をサポートしています。
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