お知らせ

2024年2月 せぼね通信

2024年2月15日

虎ノ門カイロ開業22周年

2月22日、虎ノ門カイロは22周年を迎えます。これもひとえに、虎ノ門カイロにご縁のあった皆様に支えられたお陰です。22年前といえば、サッカーワールドカップ日韓大会があった年。あっという間の22年でした。これからも、皆様の元気と健康のためにお身体を調整させていただきます。
なお、4月より料金改定をいたしますが、どうか引き続きよろしくお願いいたします。

花粉症断つべき食べ物

花粉症に毎年辛い思いをしているという方に、ぜひ実践していただきたいのが、

「小麦、乳製品、砂糖」を断つ!

今回はこの中の「小麦」との関係について紹介します。
実は花粉そのものではなく、小麦に含まれるグルテンに反応して花粉症がひどくなったというケースも耳にします。

 

【グルテンとは?】

グルテンとは、小麦に多く含まれるタンパク質で、小麦アレルギーを持つ人の大半は、このグルテンにアレルギー反応を起こしています。最近はグルテンフリーの食材もスーパーで見かけるようになりましたね。

「でも、私はアレルギー検査で小麦は問題なかったから関係ないよね」という人でも、グルテンを含む食べ物を除去することで改善される症状がいろいろあります。

よくある小麦アレルギーの症状としては、肌の発疹、吐き気や腹痛、下痢やガスなどの消化器の問題、鼻づまり、物忘れがひどいなど、様々です。当院の栄養指導で、20年悩まされ続けた背中のニキビが、小麦を控えたら改善した例があります。

もしかしたら小麦が原因かも?
・頭痛
・疲れが取れない
・肌荒れ
・お腹にガスが溜まる  など

花粉症で問題なのは、グルテンが自分の腸壁を傷つけてしまい、腸がボロボロになってしまうことです。

 

【小麦で腸内環境が悪くなる】

グルテンはもともと人間にとって消化することが困難なタンパク質です。そのため水に長時間さらしたり、発芽させたり、発酵させたりして、消化しやすい形にしてから食べられてきました。

ところが現在主流の品種改良された小麦は、収穫率が非常に高いのですが、もともと栽培されてきた他の自然な品種に比べてグルテンを多く含むため、消化の臓器に大変負担をかけることになりました

腸内の状態がいい時は、花粉症の原因となるヒスタミンの分解や免疫細胞のバランスがいいので花粉症は出にくいのですが、

 

過剰なヒスタミンの処理や免疫バランスには腸の機能が大切。

品種改良によりさらに消化がしにくい上、小麦の発酵の短縮化や加工法によって、消化のお膳立てが不十分なパンや麺を食べるようになり、さらに消化器官に負担をかけることになってしまったのです。
その結果、私達の腸内環境は悪化し、アレルギー体質や花粉症の問題を生み出すことへと繋がってしまったというわけです。

過剰なヒスタミンの処理や免疫バランスには、腸の機能が大切。毎日パンを食べていという方は、週に1回だけに減らしてみてください。体調の変化を感じるのではないかと思います。
今では小麦アレルギーという診断の有無に関係なく、健康のために小麦製品を意識して控える人がどんどん増えています。
花粉に悩まされることなく、素晴らしい春を迎えるためにもぜひ実践してみてください。
文:碓田紗由里

 

【碓田紗由里より】

「体質は変えられる!」が私の経験論です。

私は子供の頃から花粉に悩まされてきました。でも、我が家は鼻が弱い家系だから仕方ないと諦めていました。目はしょぼしょぼ、鼻はズルズルとひどく、正直、春が嫌いでした。
ところが、今ではもう15年以上花粉に悩まされることがなくなりました。

碓田家では、普段の糖質はできるだけお米やイモ類から摂るようにしています。小麦粉は極力オーガニックの物にし、パンやパスタを自宅で食べる機会は月2~3回程度です。

外食や友人達と一緒に食事する時は気にせず何でも食べたいので、普段はグルテン摂取を最低限に抑えるように心がけています。

体調がよくない時や、デトックスをする時は、極力避けるのが望ましい食品がいくつかあります。小麦はその中の食品のひとつです。

春はデトックスに適した季節です。私もそろそろデトックスプログラムに取り組みます。ぜひ皆さんにも一度数週間小麦/グルテンを完全除去することにチャレンジして、体調の変化を体感してみてください。

 

虎ノ門カイロ物語74
「姿勢と健康」の講師への道のり

◆前号までのあらすじ
米国パーマーカイロ大学卒業まで残り1年となり、インドのミッショントリップ(カイロの普及旅行)に参加。我々の乗ったバスが追突事故を起こし15名の方が亡くなる惨事に遭遇。事故後のミーティングで1人1人心境を語り、亡くなった方のご冥福を祈った。

ミーティングで、犠牲者のご冥福を祈り、全員で前を向いていくことを確認しあった。

以後、事故の事は誰も一切口にしなかった。

その日は誰一人として笑う者はいなかったが、翌日は皆あえて明るく振舞おうとしている感じだった。
僕もその一人だった。

我々は、バスの乗客だったので、どうすることもできなかったのだが、みんな心に傷を負ったのだ。

ミッショントリップの後半は、インド北部ガンジス川上流での激流下り、タージマハル廟見学と続いた。

それらの地で撮った記念写真に写っているみんなの表情は、【やり遂げた感】がにじみ出たいい表情をしていた。

次号に続く(碓田拓磨)