お知らせ

8月のお知らせ せぼね通信2023年8月号

2023年8月3日

8月のお知らせ

●営業時間 10:00~19:00
土曜日 10:00~13:00
●休業日 木曜日 日曜日

※夏季休業 10日(木)~17日(木)

台湾での出版が決まりました!

『腰痛は座り方が9割』
が台湾語に翻訳されて出版が決まりました。
出版社に台湾からの問い合わせがあり、今回台湾の皆様にもお届けできることとなりました。
多くの皆様の健康のお役に立てることを願っています。

 

せぼね通信 2023年8月号

夏バテ予防② 食欲不振解消法

先月号の「夏バテ予防」を読んだ方から、「すでに夏バテ気味になっていて、脂ものを食べると胸やけがして気持ち悪くなる」と相談を受けました。

 

なぜ夏に食欲がなくなるのか

先月号の「夏バテ予防」を読んだ方から、「すでに夏バテ気味になっていて、脂ものを食べると胸やけがして気持ち悪くなる」と相談を受けました。

 

夏に限らずですが、脂ものを食べると胸やけがするといった悩みをよく聞きます。その原因は、胃液の酸度が弱くなり、脂質が消化吸収できなくなっている状態だと考えられます。

特に夏場に食べられなくなるという場合は、ミネラル不足が疑われます。胃液の成分としてカリウム、ナトリウムが必要になります。夏場は汗をかいたり、ビールなどアルコールを飲んだりとミネラルを失いやすい季節です。

また、胃液の成分の一つ、ペプシンの材料はタンパク質です。

胃酸が弱い→脂質・タンパク質の消化吸収ができない→材料がないからますます胃酸が弱る→食欲なくなる→栄養不良→夏バテなど体調不良

 

胃酸が弱いと、胃酸の材料が減りますます胃酸不足に!結果、脂質やたんぱく質が不足し、夏バテになる

 

夏は交感神経が強く働きやすい

夏は暑いというだけで交感神経優位(体が緊張状態)になりやすい季節です。汗をかくのは交感神経の働きのおかげです。だから暑いと交感神経が働き、寝苦しいといったことが起こるわけです。

ですが、消化吸収は、逆の副交感神経の働きによるものです。副交感神経がうまく働かないと、胃酸の分泌も少なくなってしまいます。結果、食欲が落ちてしまうというわけです。

すでに夏バテで食欲がない方の対処法

①消化酵素を食前に摂る

すでに胃液が弱っているので、消化酵素を摂るのは良いサポートになります。ドラッグストアで手軽に手に入ります。

Ex)強力わかもとなど

②たんぱく質をしっかり摂る

たんぱく質は胃液の材料です。食欲がなくても食べることをお勧めします。食べやすいようにミンチにしたり、脂身の少ない白魚は食べやすいと思います。

③ミネラルをしっかり摂る

ミネラルは、里芋などの芋類、海藻、切り干し大根などに多く含まれています。しっかり食べる事に加えて、アルコールやカフェインの摂りすぎなどに注意し、ミネラルを失わないようにすることも大切です。

④副交感神経を刺激する

副交感神経を刺激することで消化吸収のサポートになりますし、睡眠の質も良くなります。やり方はいろいろありますが、実際にやってみて続けやすかったものをご紹介します。

副交感神経刺激法

・深呼吸

まず口から息を吐ききります。吐ききったところで数秒息を止めます。鼻から吸います。

この方法は、息を止めることによっていったん交感神経優位に寄せて、その反動で副交感神経に刺激を入れるという方法です。

・耳刺激法

鍼シールを、副交感神経ポイントに貼るというやり方です。貼っているだけなので忙しい方には好評です。貼る場所は、左耳のみです。

左耳の赤線の箇所に鍼シールを貼る

・カイロプラクティック

カイロプラクティックの施術は、ダイレクトに副交感神経に刺激を送ります。特に首の調整は副交感神経への効果を期待できます。施術した日はよく眠れるという声をいただきます。

【碓田紗由里より】

最近「ミネラル!ミネラル!」とミネラル推しの私ですが、実は6月に何回か脚がツリました。振り返ると汗をたくさんかいてたことに加えて、野菜が不足していたのであきらかにミネラル不足でした。

ミネラルの中でも「カリウム」を意識するとマグネシウムも同時に入ってきます。そこで、長芋や切り干し大根を食べたり、OS1のような飲み物を作ったりしてなんとか回復させました。

 

ギックリ腰というと冬のイメージがありますが、夏に入ってからギックリ腰になった方も何人かいらっしゃいます。冷房で血流が悪くなったというのもありますが、おそらくミネラルが不足しているはず。ちょっとしたギックリ腰でしたらマグネシウム水を飲んで、休んでいるとかなり楽になってくることが多いです。マグネシウムは、硬水に多く含まれています。[マグネシウム ミネラルウォーター]と検索するといろいろ出てきます。

ミネラルやタンパク質が大切と言っても、暑いと食欲がなくなる日もあります。そんな時は、野菜はスムージーにしたり、タンパク質はプロテインドリンクに頼るのも有りだと思います。

この夏はミネラルを意識して過ごしてみくださいね。

 

虎ノ門カイロ物語68「姿勢と健康」の講師への道の

 

◆前号までのあらすじ

1997年10月米国アイオワ州にあるパーマーカイロプラクティック大学入学。3年4か月の全行程のうち、いよいよ残すところ1年となった頃、インドのミッショントリップ(カイロの普及旅行)に参加した。

私たちが訪れたのは、ハイダラバードという街だった。普段は病院として使われている施設の中庭に、ポータブルのカイロ用ベッドを並べて、学生約30名が次々にインド人を調整(アジャスト)していく。調整は朝8時から始まるのだが、7時には数百人が行列を作っていた。

 

夕方6時までほぼ休憩なしでアジャストをしていく。30名の学生が1日で約100名を調整するのである。単純計算で3,000人だ。日替わりで会場を替え、全部で4日間インドの方たちにカイロプラクティックを受けてもらった。僕も含めて、参加した大半の学生はお腹をこわしてしまい、腹痛とも戦わなくてはならなかった。それでも、終わった時の充実感は際立っていた。これだけ短期間に大人数を調整する機会は、そうあるものではない。

 

ミッショントリップの最大の目的であるカイロプラクティックを普及させるという目的を果たし、旅の後半はインド観光をするのだが、ここでとんでもない事件が勃発した。

次号に続く(碓田拓磨)