お知らせ

7月お知らせ せぼね通信 2023年7月号

2023年7月3日

【7月のお知らせ】

●診療時間 10:00~19:00
●休診日 木曜日 日曜日 +29日(土)

準グランプリ受賞

サムライ講演会(6/24土曜開催)にて、碓田院長が準グランプリを受賞しました。
応援してくださった皆様ありがとうございました!

今回、このスピーチコンテストに申し込んだ理由が2つあります。一つは【椅子の正座】の存在を知ってもらうこと。

二つ目は【椅子の正座】を習慣にすることで、体への負担を減らし、姿勢を保つ筋力を維持して、元気な体で長生きに結び付けてほしいと願っているからです。

できる範囲で精一杯やり尽くしたので、結果はどうであれスガスガシイです。今回の経験を活かすのが次のステップです。これからも、どうぞ応援よろしくお願いいたします。

 

 

せぼね通信 2023年7月号

 

夏バテ予防にミネラル

 

体がだるい、食欲がない、体が熱っぽい、頭痛がする、めまい、立ちくらみ、やる気が出ない、疲労がとれない・・・。

夏バテはちょっとした心がけで防ぐことができます。

 

夏バテの原因はミネラル不足

 

夏バテはもちろん暑さが原因です。

夏は汗をかくことが増えます。脱水症状を防ぐために水分をしっかり摂ることも必要ですが、水を飲みすぎるとミネラルも失いやすくなります。他にはアルコール摂取、カフェイン、アイスクリームなど甘いものなどが原因です。

そもそもミネラルとは、カリウムやマグネシウム、ナトリウムのことです。たんぱく質や炭水化物、脂質、ビタミンと並ぶ5大栄養素の一つ。細胞や臓器の働き、神経の伝達など体を円滑に働かせるために欠かせない栄養素です。

例えば、ナトリウムが足りなくなると胃酸が作れなくなり食欲不振になる。カリウムとマグネシウムが足りないと脚がつる、寝つきが悪くなるなどします。

また暑さで食欲が低下するのもミネラル不足に陥る大きな要因です。暑いというだけで交感神経優位になるので、副交感神経が優位の時に働く消化吸収が低下します。

暑い→交感神経優位→副交感神経が働けない→消化吸収力の低下→食欲不振→糖質に頼る→血糖値の乱れ→ストレス増→ますます交感神経優位→食欲不振・・・

という負のループにハマってしまうと夏バテ一直線です。

一般的にカリウムが不足することはないと言われていますが、それは血中濃度の話しで、細胞内の不足が問題だと言われています。

例えば、水をがぶがぶ飲むということをしていると、血液中のカリウム濃度が薄まります。体には常に一定に保つ恒常性という働きにより、同じ濃度を保とうとします。薄まったカリウムの不足分は細胞内から摂ってくるのです。

そうすると、カリウムを奪われた細胞内は細胞内脱水に陥ります。健康な細胞をブドウに例えると、シワシワの干しブドウ状態です。

こうなっては、干しブドウ細胞では、エネルギーを作り出すことができません。

元気な細胞 → エネルギー多

脱水気味な細胞 → エネルギー少

エネルギーが出ないと消化吸収する力も弱まるので、ますます栄養不良に。そうすると免疫も弱まり、秋に風邪を引いてしまう。秋に何かしらのアレルギーが出てしまうといったことが起こります。

ミネラルをどのように摂取すればいいのか

ミネラルの中でも、カリウムを意識することをお勧めします。カリウムの含まれている食材を選ぶとマグネシウムも一緒に含まれていることが多いです。ナトリウムはよっぽど減塩をしない限りは不足することは稀です。

里芋や長芋、切り干し大根、海藻類などに多く含まれています。厚生労働省からは、一日3g摂ることが推奨されています。里芋だと5個くらいです。

 

水分の摂り方

上手な水分摂取としては、真水だけを飲むより、OS1のような飲み物もお勧めです。(糖質が過剰にならないように注意は必要です)

水をしっかり飲んで、塩っ気のある梅干しや昆布を食べるのもお勧めです。

ミネラルの他に十分なタンパク質や睡眠、適度な運動ももちろん夏バテ予防には大切です。効果的な栄養補給と水分摂取を心がけ、十分な睡眠をとって夏を乗り切りましょう!

【碓田紗由里より】

ミネラル不足の問題は本当に多く、研究、論文はたくさん出ています。ですが、血液検査では見逃されることが多く、脚がつる、眠れない、痩せないがミネラルと関係していると思われていません。

脚がつりやすいという方は、ミネラル(特にカリウム)をしっかり摂ると比較的改善しやすい問題です。

ミネラル不足の症状として他には首の付け根が固い、眼の奥が辛くなるなどがあります。

当院で、ミネラルが不足していると思われる人に、意識してミネラルを摂ってもらいました。筋肉が柔らかくなり、長年あった肩こりが軽減され、腰痛の改善、睡眠の質の向上につながったという結果があります。

ミネラルのサプリもいろいろありますが、できればやはり食事から摂るに勝ることはありません。

皆様も騙されたと思って、やってみていただけると嬉しいです。損はさせません!!今年は夏バテ知らず、秋も元気に過ごしていきましょう!!

虎ノ門カイロ物語67 「姿勢と健康」の講師への道のり

◆前号までのあらすじ

1997年10月米国アイオワ州にあるパーマーカイロプラクティック大学入学。人体解剖やレントゲン撮影の授業など、言葉の問題もあり想像を絶する大変さを味わいながら、卒業に向け日々を過ごす。

留学時代の勉強の話もさることながら、思い出深い話を幾つか紹介します。

思い出深い話の一つが、【ミッショントリップ】と言われる、アメリカ以外の外国に出かけて行って、学生の技術向上と共に、カイロの啓蒙活動に参加した事だ。

カイロはアメリカで生まれ、ヨーロッパやオーストラリア・ニュージーランドなどで法制化が進んでいるが、アジアや中南米などでは知名度が低いので、普及活動として大学が企画するのである。

ミッショントリップの行先は幾つかあったが、僕が選んだのはインドだった。インドは社会人3年目(1995年)の夏に、一人旅をしたことがあったが、それ以来2度目。初のインド旅行は、【困難さ】を楽しむため、デリーに着いてカルカッタから出国する飛行機以外、何も決めなかったので、インドに着いてから寝台車の予約をするなど大変な思いをした。ミッショントリップは30名の大所帯で【快適な旅】になるよう、宿、食事、移動手段まで全て決まっていた。    次号に続く(碓田拓磨)