帝王切開と自然分娩、産後の体形回復はどう違う?3人の出産体験談

「帝王切開で出産しました。周りのママ友は元の体型に戻ったのに、私は産後1年経ってもなかなか痩せません…。帝王切開と自然分娩で戻り方に違いはあるのでしょうか?」

 

こんなお悩みのママの声をたくさん聞いてきました。1人目と2人目を経腟分娩、3人目を帝王切開で出産を経験した、私、碓田紗由里が自身の経験談と、なぜ体型の戻りが違うのか、その理由についてお伝えします。

 

結論!!帝王切開の方が経腟分娩より体重、体型は戻りにくいです。

【1人目分娩台で出産】

 

1人目は、病院の分娩台で経腟分娩でした。

妊娠中増えた体重は12kg。

出産の次の日には普通にスタスタ歩けるくらいに回復。

 

とはいえ、自分のしぼんだ風船のようなお腹にビックリ!

パツンパツンの顔、ムチムチの二の腕、どっしりとしたお尻、この体型本当に元に戻るのか?と不安を感じました。

 

骨盤ケアは同業の夫に任せ、目標の半年で元の体重に戻りました。

そこから産後1年経ったときには元の体重からさらに7kg痩せました。

【2人目助産院フリースタイル】

 

2人目は、助産院でフリースタイル。もちろん経腟分娩。

妊娠中の体重は16kg増えました。

1人目より多い4kg分、時間はかかりましたが、2人目も目標の半年で元の体重に戻りました。その後は、元の体重より2~3kg減りました。

 

【3人目帝王切開】

 

3人目は、病院で帝王切開。

体重は、約12kg増えました。

産後、赤ちゃん分減ってから体重減りません・・・。

あれ?おかしい?と思いながらも、1人目2人目の経験からまぁ戻るだろうと思ってました。

そしてコロナ自粛突入。自粛中は全く減りませんでした・・・。

 

自粛明けて仕事復帰。エクササイズに加えて自転車通勤。

体重は少しずつ減ってきましたが、1人目2人目と同じようにエクササイズをしても思うように減ってくれませんし、ムチムチ二の腕、ぷくぷくな顔、ぽっこりお腹もなかなか戻りません。

 

産後9か月の現在、元の体重まであと3kg。

1人目の時と増えた体重は変わりませんが、あきらかに妊娠中の体型が違いました。

1人目と2人目の時より大きなお腹。

双子ですか?と聞かれたり、妊娠8か月目で臨月ですか?と聞かれるような大きさでした。

 

1人目より2人目、2人目より3人目の方がお腹の筋肉が伸びているのでどうしても体型の崩れは早くなります。

そのため体への負担がより長い期間かかっている分、産後の回復にも時間がかかるものです。

という知識もノウハウも十分にある!!ので、ちょっと甘くみてました。

 

帝王切開に加え、高齢出産、3人目、腹直筋離開の悪化、コロナ自粛。様々な悪条件が重なったこともありますが、帝王切開だとこんなに戻りにくいものか!とヒシヒシと実感しています。

 

産後ケアを得意としている私としては仕事のプライドもありますので、このままでは終わらせないぞ!!と意気込みを持って、今、自分の体でいろいろ試しています。また皆様により良いケアをお届けできるよう試行錯誤中です。

 

 

【経腟分娩と帝王切開で体型の戻りが違う理由】

 

理由①帝王切開でも骨盤は開いていく

 

経膣分娩の場合、赤ちゃんが産まれるときに骨盤が最大限に開き、その反動によって骨盤が戻ります。すると脳は『妊娠が終わったんだな』と判断し、妊娠のホルモンが出なくなるんです。

でも、帝王切開の場合は、その一連の過程を経ずに赤ちゃんが産まれてくるので、体が出産したことになかなか気づかないんです。

 

実際、帝王切開の手術ではお腹は見えないよう隠されているし、麻酔で痛みを感じませんよね。だから、いつ切っていていつ産まれたのかも分かりませんでした。医療スタッフに教えてもらって産まれたことを知ったくらいです。経腟分娩では、出産後のスッキリ感がありますが、それに比べると突然出産が終わるので不思議な感覚です。

 

帝王切開でも妊娠中、体は出産に向けて骨盤が開いていきます。しかし、ある日赤ちゃんが突然お腹から出ていくので、出産したことに気づきにくいため、骨盤の戻りが悪く、体は妊娠を継続させるホルモンを出し続けることから、痩せにくい状態が続くというわけです。

 

理由②骨盤調整、エクササイズ開始が遅くなる

 

帝王切開はいわば手術!!産後回復も経腟分娩よりどうしても時間がかかります。

 

私自身も痛みのため腰が折れ曲がった状態でしか歩けませんでした。まっすぐ歩けるようになったのは産後1週間後。さらに横になって寝ることができずに座ったまま寝る状態が1ヵ月続きました。正直ケアやエクササイズどころではありません。骨盤ケアも傷に響くため施術を受けることができたのは1か月後でした。

帝王切開の産後はこんなに辛いものか!!と帝王切開で出産して乗り越えてきた方を本当にすごいと心から思いました。もちろん個人差はありますが、帝王切開の場合、骨盤ケアもエクササイズ開始も遅くなりがちです。

 

産後1ヶ月も経てばケアは受けられますが、痛みが引き、ご自身が受けても大丈夫、と思えるようになってから施術を受けに行くといいでしょう。

 

理由②授乳への影響

 

さらに授乳をしているか、していないかによっても痩せやすさは違います。母乳をつくるのに、完全母乳の場合は、1日約800〜1000キロカロリー消費するといわれています。単純にエネルギーをたくさん消費するので、それだけでも痩せやすくなります。

 

帝王切開の場合は、母乳を開始するまでに時間がかかったり、お母さんが痛み止めを飲むことによって薬の影響で赤ちゃんが眠くなり、よく眠ってしまうというケースも。するとおっぱいをなかなか吸わず、赤ちゃんが母乳を飲まないことで母乳の出が悪くなる、という悪循環が続きます。

とはいえ、混合でも完ミでも体重が減らないというわけではありませんのでご安心を。

 

【すべてのママに骨盤ケアを】

 

開いた骨盤を放っておくと、見た目の問題だけでなく、健康面にも影響します。腰痛やお尻の痛み、脚のむくみ、悪露が長引いたり、生理痛がひどくなったりします。むしろ健康面での方がその後の子育てにも影響するかと思います。

 

すべての産後ママに骨盤のケアはもちろん必要ですが、帝王切開で出産されたママの方がよりしっかりケアをすべきだと考えています。

碓田 紗由里

 

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