上半身はガリガリなのに下半身太りの原因と解消法 春の野草がおすすめの理由
碓田 紗由里 2021年4月23日
お腹の肉がブヨンブヨン。太ももがやけに張り出していて太い・・・。食事制限をしても運動をしても変わらない・・・。上半身はそんなに太っていないのでスカートで隠して周りからは気付かれにくい。いわゆる下半身太りに悩んでいる方。もしかするとホルモンバランスが崩れているかもしれません。
こんにちは!「産後骨盤リセットダイエット」の著者の碓田紗由里です。
前回の「顔周り・上半身太り解消法!!食べ物によって太る箇所が変わる」の記事に引き続き、栄養学セミナーで学んだことを元に日々の施術で感じたことを皆様にシェアしていきます。
ここでポイントとなるのは、エストロゲンというホルモン。エストロゲンとは女性ホルモンで聞いたことあるという方も多いと思います。
下半身太りについては、日々の施術の中でご相談を受けることがあります。
いわゆる骨盤の歪みや股関節周りの筋肉バランスなども下半身太りには関係します。
しかし、それだけではなかなか解決しないこともあり、栄養学的な問題があるかもしれないと思われることもあります。
今回は栄養学的な観点から見た下半身太りについてご紹介します。
エストロゲンは健康と美のホルモン
エストロゲンは、肌をピチピチに保ったり、骨密度、睡眠、血管を柔軟に保ったりと美と健康には欠かせないホルモンです。もちろん男性にも分泌されています。
このエストロゲン、とても大切なのですが、少なすぎたり、多すぎたりすると様々な問題を引き起こします。
その一つが、エストロゲンが多すぎると下半身太りにつながることです。
エストロゲンが多く下半身太りになってしまう特徴としては、
- 上半身はそんなに太ってない
- お腹周りに肉が付く
- 太ももの横が張り出している
エストロゲンが多すぎると、甲状腺機能が低下し、代謝が下がって太ってしまうのです。
他にも、生理が重い、生理前はイライラがひどい、むくみ、抜け毛、頭痛、疲労感、なんとなく不安感が強いなどの症状がある方は、エストロゲンが多すぎる可能性があります。
エストロゲンが過剰になるわけ
腸内環境の乱れ、ピルなど薬でエストロゲンを服用、肝臓機能低下、甲状腺ホルモン機能低下など様々な原因があります。このあたりについてはまた別記事でご紹介していこうと思います。
プラスチック、化粧品、肉乳製品、合成洗濯洗剤なども原因になりますので、症状に心当たりある方は、以下の方法を試してみてください。
・お惣菜を温める時はプラスチック容器のままではなく器を変えて温める。サランラップは食材にかからないようフワッとかける
・化粧品は肌に優しいものに変える
・洗剤は石鹸洗剤にする
など。これはいわゆる環境ホルモンといわれています。エストロゲンに形が似ているので体の中で間違って作用してしまいます。
ちなみに私は、電子レンジで温める時は土鍋のような蓋つきの陶器を使っています。陶芸家の方が言うには、その器に使っている土が電子レンジの電磁波を遠赤外線に変えてくれるらしいです。電子レンジも健康面についていろいろ言われていますが、やはり温かいものが食べたい!!土の力を借りるのもいいなと感じています。
肝臓はエストロゲン処理工場
過剰なエストロゲンを処理するのは肝臓なので、肝臓機能の維持が大切になります。
冬の間は体温を保つために、解毒作用が下がるといわれている肝臓。春になると、肝臓は冬に溜め込んだ毒素を積極的に解毒し始めます。
この、解毒を助けるのが「苦み」のある食材です。なので春にはふきのとうなど苦みのある山菜や野草が生え始めます。そういった季節のものを摂ることはとてもお勧めです。他に肝臓機能を上げるには、ブロッコリーやアスパラなどアブラナ科の野菜がお勧めです。
あとは、肝臓に負担をかけない食事。添加物や、化学調味料や農薬などが少ない食事がいいとされています。
ホルモンバランスは背骨、特に首と骨盤に深く関係しますので、カイロプラクティックとも併せて整えてもらえるとより肝臓も元気に働けるようになります。
ほかに肝臓機能を上げる方法
他には運動したり、22時までに寝ることが良いようです。できれば間接照明などつけずに真っ暗にして寝ることがお勧めです。
肝臓が特に活発になる深夜1~3時なのでその間の眠りが大事といわれています。
あと、諸説ありますが、寝る前にはスマホなどブルーライトを発するものを見ないことも大切です。
まとめ
今回のエストロゲン過剰による下半身太り。
上半身がそんなに太ってないことが多く、傍目には分かりにくいのですが、見た目だけでなく健康の観点から軽視できません。
エストロゲンを整えるために肝臓が一つポイントになるのですが、
肝臓機能を上げるには、血糖値や胃酸を整えたり、睡眠の質を上げる、運動など様々なことを整える必要があります。が、そのあたりはまたの機会にご紹介していきます。
肝臓だけではありませんが、全ての方に押さえていただきたい食のポイントは、砂糖、アルコール、カフェインは控える。そして不足しがちなタンパク質、脂質を十分に摂ることです。まずはここが基本になります。
私自身も改善しなければいけない点が多々ありますので、皆様と一緒に取り組んでいければと思います。
産後や働く女性の無料ライン相談受付中。碓田紗由里がお答えします。
関連記事
-
2021.4.6
顔周り・上半身太り解消法!食べ物によって太る箇所が変わる
顔がパツンパツン。肩や腕がムッチリ。食事制限や運動をしても変わらない・・・とお悩みの方。も... 続きを読む
-
2021.3.15
慢性肩こりの原因は食事のとり方かも?食事と背骨の関係って何?
マッサージをしても、運動をしても、肩こりがよくならない!!とお悩みの方、もしかすると食事の... 続きを読む