冷え性改善のかんたん座ったまま寝たままストレッチと姿勢の関係
碓田 紗由里 2020年12月4日
手足の指先が冷えて辛い!!という方が最も多いと思います。中には腰やお尻が冷たく感じるという人もいます。冷え性にはいろいろな原因がありますが、今回は姿勢が関係する冷え症と、冷え性を緩和するための1分でできる座ったまま寝たままできるかんたんストレッチをご紹介します。ポイントは、「姿勢習慣」「血流」「骨盤起立筋(こつばんきりつきん)」です。
姿勢が及ぼす冷え性になる3つの原因
原因① 姿勢習慣
・パソコン作業・スマホ操作
猫背だと肩が前に巻き込まれる形になります。腕のつけ根にある血管が圧迫されて、血流が指先まで届きにくくなります。パソコン作業やスマホ操作は、どうしても下を向く作業になりますので、肩が巻き込まれやすいので要注意です。
・座り姿勢が悪い&長い
今年はリモート勤務で、長時間家で座って作業するという方が多くなりました。足がブラブラしてしまうイスや、逆にソファなど低すぎるイスは脚のつけ根の血管が圧迫されてしまい冷えの原因になります。脚組みにも要注意!
床に座っているという方は、横座りや割り座はNGです。
NGな座り方
座り方、イスや机の高さの見直しをしていただき、タイマーを30分にセットして、30分に一度は立ち上がるようにしてみてください。
原因② 悪い姿勢は自律神経に影響する
パソコン作業や丸まった座り姿勢が長時間続くと、体温を調整する自律神経が影響を受けます。自律神経は背骨の中を通っているので、姿勢が悪い状態が続き、背骨の関節や筋肉に負担がかかると、自律神経が影響を受け、体温調節が上手くいかなくなります。
猫背を自覚していて、寝ても疲れが取れない、胸焼けがする、動悸がする、息切れがしやすいという方は自律神経が乱れている可能性があります。そんな方にはキャットレッチがお勧めです。
動画で学ぶキャットレッチ
原因③ 骨盤起立筋(こつばんきりつきん)が弱い
筋肉量によって発熱や血流量が変わります。特に、女性に冷え症が多いのは筋肉量の少なさが原因の一つと考えられています。
多くの方は姿勢を良くしようとしても、気が付くと背中が丸まっていたり、背中を伸ばして座り続けること自体が辛いという方が多いです。そういう方は骨盤起立筋が弱いと言えます。背骨の土台となる骨盤を立てるための筋肉です。
骨盤起立筋を鍛えるには、まず座り方の見直し、太もも裏(ハムストリング)やお尻(臀筋)のストレッチから始めてみることをお勧めします。座ったまま寝たままでもできます。
私自身も学生時代は冷え性がひどく冬になると指先が紫色に変わってしまうほどでした。姿勢と体質について意識してからは1年くらいで改善を実感しました。今でも真冬の寒い日はそれなりに冷えますが、冷え性というほどの冷えは解消されました。
体質は変えられるというのが私の体験論です。1日2日で変わるものではありませんが、人生100年時代。その中で1年2年なんて短いものです。長い人生、健康に過ごしたいものですね。
碓田紗由里でした。
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